臨床検査技師の給与相場|iDoctor臨床検査技師

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臨床検査技師の給与相場

1.臨床検査技師の平均給与

まず、厚生労働省による平成26年の抽出調査の結果を見てみましょう。

この調査結果は復元労働者数51,620人(男性26.3%、女性:73.7%)に対して行ったものです。

  • ◯平均年齢:38.1歳
  • ◯平均勤続数:10.6年
  • ◯平均年収:468万円
  • ◯平均月収:32万円
  • ◯平均賞与:89万円
  • ◯平均勤務時間:173時間

臨床検査技師は女性が多い職種なので復元労働者数は女性の方が多いですが、男女別に抽出調査の結果を見てみましょう。

  • 男性(復元労働者数13,590人)
  • ◯平均年齢:39.3歳
  • ◯平均勤続数:11.4年
  • ◯平均年収:516万円
  • ◯平均月収:35万円
  • ◯平均賞与:95万円
  • ◯平均勤務時間:174時間
  • 女性(復元労働者数38,030人)
  • ◯平均年齢:37.7歳
  • ◯平均勤続数:10.4年
  • ◯平均年収:451万円
  • ◯平均月収:30万円
  • ◯平均賞与:95万円
  • ◯平均勤務時間:172時間

男女の給与には大きく差が見えますが、同調査の職種を問わない平均を見ると男性:514万円、女性:272万円と倍近い差がついていることを考えると、臨床検査技師という職種においては、男女差は比較的小さいといえます。

男女の格差の原因としては、女性のほうが産休・育休などで休職する機会が多いことや、家庭との両立を考えた際に夜勤等のある病院よりも日勤のみの検診施設などで働く方が多いことも一因に挙げられます。同じ条件・年数で就業している方で比べれば、男女差はより小さくなるでしょう。今後も更に格差が小さくなっていくことが望まれます。

2.臨床検査技師の組織の規模による差

臨床検査技師の場合、組織の規模によって年収が変化することが多く、一般的に組織の規模が大きいほど年収もアップする傾向があります。具体的には、100人未満の組織では平均年収が420万円なのに対し、1000人以上の組織に所属していると、平均年収は550万円前後となり、かなり大きな開きがあることが分かります。しかしこれは、大きな組織のほうが昇給ポストが多いためで、大病院に所属したからといって初めから給与が高いとは一概に言えません。統計データはあくまで平均ですので、個別の条件をよく確認して転職をしなければなりません。

夜勤の有無などによっても年収は大きく変化するため、応募先を選ぶときは細かな情報も入念にチェックすることが必要です。

3.職種による違い

臨床検査技師の中でも様々な勤務先によって職種も様々です。

病院・クリニック・健診センターで働く臨床検査技師をはじめとして、治験コーディネーター・臨床開発モニター・アプリケーションスペシャリスト・臨床検査センターなどがあります。

首都圏の病院で3年程度働いた臨床検査技師の方が首都圏内で転職した場合に、職種によってどの程度の差があるか見てみたいと思います。

◯病院
基本給は18万~23万程度、賞与2~5か月、年収250万~400万円程度になります。
こちらの給与に職種手当や住宅手当、家族手当などの諸手当や残業代等が加わります。また病院ではオンコールや当直、夜勤がある場合が多いのですが、これらがあるかどうかによってそれぞれの手当が変わってきますので、年収については大きな開きが生じます。また昇給については年間3,000~5,000円程度になります。国公立病院に所属している場合は、他の職種と同様に、職給に応じた給与となります。
急激な年収アップは見込めませんが、安定した給与を得ることができます
し、転勤のない職場もあります。
◯クリニック・健診センター
基本給は17万~26万程度、賞与2~5か月、年収230万~420万円程度になります。
こちらに病院同様諸手当や残業代がつきます。病院と違い、オンコール・当直はなく夜勤もほぼありません。金額は施設・法人によってかなり差がありますが、基本給は病院より高い傾向にあります。
◯臨床検査センター
基本給は18万~22万程度、賞与2~4か月、年収250万~380万円程度になります。臨床検査センターでの業務内容は検体検査のみになりますが、その分病理・細胞診検査や微生物検査など、一般的な病院ではやっていない専門的な検査も経験することができるところが多いようです。
◯治験コーディネーター(CRC)
治験コーディネーターとは、製薬会社から依頼を受け、治験の計画を立てて、各病院へ治験の依頼をする仕事です。
基本給は22万~27万程度、賞与3~4か月、年収300万~400万円程度になります。
こちらに病院同様諸手当や残業代がつきます。また治験コーディネーターの認定資格の取得者は月2万~3万円程度の資格手当てがつきます。
◯臨床開発モニター(CRA)
臨床開発モニターとは、製薬会社から依頼を受け、治験の計画を立てて、各病院へ治験の依頼をします。各病院で適正な治験が行われているかチェックしながら最終的に結果データを集計する仕事です。
基本給は25万~27万程度、賞与3~4か月、年収370万~450万円程度になります。
こちらに病院同様諸手当や残業代がつきます。上記治験コーディネーターよりも拘束時間が長く仕事量も多いため、仕事はハードですが、給与は治験コーディネーターより良い傾向にあります。
◯アプリケーションスペシャリスト
基本給は24万~27万程度、賞与3~4か月、年収360万~420万円程度になります。
こちらに病院同様諸手当や残業代がつきます。残業時間が月40時間程度あり、残業代も含めると初年度から400万円に届くケースも多々あります。また昇給については年間5,000~10,000円程度になります。
ただし他の職種とは異なり、検査技師であることが必ずしも求められるわけではないので、検査技師としてのスキルよりも一般企業にPRできる能力(コミュニケーション力、プレゼン力、調整力等)が求められます。また、検査技師として休みなく働いた人に比べると第一線には戻りにくくなるため、自分のやりたいことと合致しているかきちんと考えた上で始めなければいけません。

4.まとめ

臨床検査技師の給与相場についてまとめさせていただきました。臨床検査技師の活躍の場は様々であり、職種・地域・年齢・経験等によって変化します。他の職種と同様に、臨床検査技師が転職し年収アップを狙うためには、経験や認定資格が重要となります。資格ですと細胞検査士や超音波検査士などが代表的ですが、特に超音波検査の経験・資格の有無によって年収が変化するケースが多いようです。したがって、転職を考える際はぜひ、積極的に資格取得にチャレンジしてみると良いでしょう。

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